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 4/29 鎌倉市長へ要請書提出

鎌倉市長 松尾たかし様

要請事項
鎌倉のこどもたちが安心して暮らせるように情報の公開・共有、学校への指導をお願いいたします

要請の主旨
3月11日、東日本大震災が起こり、たくさんの方が亡くなりました。
また、その影響で、東京電力福島第1原発事故が起き、いまも予断が許されない状況です。
原子力発電所からは毎日、放射能が出つづけ、海には放射能に汚染された水が流されています。
チェリノブイリの原子力発電所の事故と同レベルの「レベル7」の報道がされ
避難区域も広がりはじめています。
あの日から、目に見えないものが、うっすらとわたしたちを包んでいます。
地震以降、風評被害も多く、こどもを持つ親御さんたちから、
情報が知りたいという声が上がりはじめました。
こどもを持つ人だけでなく、お孫さんがいる方たちなどからも
鎌倉の空気や水、土がどうなっているか、
情報を知りたいと思っている人が多数いることがわかりました。
そこで、「安心するために」情報を公開していただき、
その情報を共有したいと思い、その旨、要請いたします。
この町で暮らしつづけるためにお願いしたいと思っています。
「不安を煽る」のではなく、
「安心するため」に情報を公開していただきたいということ、
知りたくない方のために、情報を知りたい人が自らホームページにアクセスする方法を
お願いしたいと考えています。
見えないものに対して、過信するでもなく、
必要以上に不安になることもないようにするためには
必要な情報を共有することが大事だと思います。
放射能の影響は、5年後、10年後にでてくると言われています。
いまからできることを行政と住民が手をとり合って進めていきませんか?
以下のことをご検討いただきたいと思っています。

・放射能に対する鎌倉市の考え方を教えてもらう、お互いに情報交換をし合うような
 勉強会の開催を要望する。

・放射性物質は地上の土や泥など蓄積されてゆくものについてなので、
 消防署の屋上で図っている数値の他に、
 子供の高さに合わせ、地表1M以内での測定を要望する

・鎌倉にある由比ガ浜海岸など浜辺での放射能濃度のデータ
 海水浴シーズンは、海水に含まれる放射能濃度も計測し公開する

・ガイガーカウンターを各幼稚園、保育園、小学校、中学校に設置し、
 学校内の空気、グラウンド上の放射能濃度の測定を毎日する

・遠足や社会科見学など、郊外学習の出先においても、
 放射能の測定をし、安全な場所へ引率していただくようご指導いただく

・各幼稚園、保育園、小学校、中学校内で配膳される
 学校給食等に使われる食材の原産地を表記し、お知らせいただく
 また、水道水も毎日、安全を確かめ、
 注意が必要な場合は各自、飲み物を持参するよう指導いただく

・福島原子力発電所からの風向きを1日3回確認し、場合によっては屋外授業を自粛する
 また、風向きにより登下校の安全を確かめるため、
 鎌倉市役所のホームページに情報を掲載し、
 希望者には、防災・安念情報メール配信サービス等で配信する

・地震時だけでなく津波に備えての避難訓練、また、避難場所の見直しをしていただく

・各家庭で取り決めているマスク着用、お弁当持参等を尊重し、
 こども内でも認められるよう先生方に指導していただく
 また、雨や風向きによって通学の自粛、雨具を常備するなどのご指導いただく

・砂場、グランド、砂浜、地面が雨を吸いこまない床などを、
 直接触れないように指導いただき
 また、触れた際に予防として、脂肪酸石鹸などでの手洗いをご指導いただく

以上を鎌倉市に要請し、ご検討、実施していただくことを希望いたします。
同時に教育委員会、神奈川県PTA連合宛にも送付いたします。
この要望書への市長の意見を5月13日までに頂きたい。
また5、6月中に情報交換の場を持てたらと考えております。
お忙しい中とは存じますが、よろしくお願い致します。

「5年後10年後こども達が健やかに育つ会」
 鎌倉支部 担当 松本靖英 ystm@herb.ocn.ne.jp

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