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 2011/5/24 鎌倉市長との勉強会実施
市長との勉強会

日時:2011.5.24 17:30〜18:30 場所:鎌倉市役所2階第1委員会室
市民:男性6名 女性8名 計14名
市役所:松尾崇市長、防災安全課/震災支援担当次長、同課長、同係長 計4名
(震災により新たに設置された部署5月1日付でポスト)
防災安全部       次長 磯崎氏
防災安全部 総合防災課 課長 長崎氏
防災安全部 危機管理課 係長 末次氏

●●市内の線量測定について
市民男: ガイガーカウンターの購入は可能ですか?
市長: はい。購入に向けて検討中。現在市の所有は3台。消防で2台。浄化センターで1台。
市民男: それを持って計測に回ることは?
市長: 現在はしていない。
市民男: 市独自の評価が技術的に難しいというのはどういうことなのか?
市長: これまでは市の中に放射線を担当する部署も専門知識もなく、県に細かい計測を要請するしかなかった(県には知見がある)。 海水の計測を強く要請し、それは実現出来た(月1回由比ヶ浜)。しかし他の細かい計測の実施についてはなかなか応じてもらえないので、 市独自でやっていく必要がある。現在議論中。全庁的課題。
市民男: その3台を学校、幼稚園、保育園、公園を計って頂きたい。子どもたちは地面に近い所で遊ぶ。厳しい数値で見ていった方がいいと思います。
市長・次長:より生活に近い場所で計測をするという事については全く同感。今、消防本部の屋上の他に、生活目線で測る事に同感です。 地上50㎝〜1mでの計測場所を検討中。1日4回計測を行う予定。
市民男: (市長他4名に対し)実際に計ったことはありますか?
市役所: ない
市民男: 実際あの音を聞きながら計ってみないと実感が湧かないかもしれないが、自分の肩の高さと地面に近いところでは数値にかなり差が出ます。 どうか1mと言わず、10センチでも。(二本松市の計測例を提示・10cm,50cm,100cmで計測を実施している)
次長: 他の場所と比較するという意味もあるので、先ずは一般的と言われている1mから始めたい。場所は消防本部内で、一箇所のみ。
市民女: 市としては一般市民対象で物事を進めてゆかなければならない事は承知していますが、この会「5年後10年後子ども達が健やかに育つ会」の 主旨として子どもに目を向けて頂きたいと思っています。なぜなら子どもは大人の何倍も細胞分裂が活発で、 放射線はその細胞分裂が起こっている所に傷を付け、DNAを損傷させ様々な病気を起因させます。 子どもが被曝するのは土壌の成分の影響を受けるから地上10cmといった「低いところでの計測を」とお願いしているのです。
(福島県二本松市の汚染マップと測定箇所及び測定高さの一覧表を提示し)
「二本松市では地上10センチの放射線量を測定しています。」と伝える。
市長: 順次対応していきたいと思っています。
市民男: 台数を増やすことが重要かと思う。秋になって北風になると市内の数値が上がる可能性がある。 その時の変化が分かるように今から数値を取っておく必要がある。モニタリングの場所を増やすという決定は急務。
市民男: 鎌倉は海、山、谷、と地形に変化がある。地形によって数値は変わる。日頃からどこが高くなりやすくどこが低いのか、 把握しておく必要がある。部分的に高い計測値が出たときに不必要に驚き、パニックにならないためにも。
市民男: いつ増やせますか?
市長: できるだけ早く!今後は市独自に取り組んでいきます。現在、藤沢と鎌倉の下水道の調査を始めています。
市民男: カウンターの購入(資料は事前に伝達済み)をここで注文して頂けませんか?
市長: (ちょっと慌てて)購入の検討は庁内での手続きを踏んで取り組ませていただきたい。市ではもし高い数値が出た場合、 どのような対策を取れば良いかを検討してから計測を始めたいと思っている。 今までは知見に乏しかったが除々にデータが公開され、揃い始めている。
市民女:(確認の意味で質問)先日20日の市長の回答では「本市の測定ポイントの測定および増設、迅速な結果公表を神奈川県に要請している」 と書かれてありましたが、簡易測定器購入および測定の実施は県に要請し承認をもらうことなく、市単位で進められることですね。
市長・市役所:(うなづきながら)そうです。先日の回答は間違いで、市独自で進めてゆけることです。(はっきり)
市民女: どうしたら良いかという判断の難しさはよく分かる。でも市民はそこまで求めていない。市民はいま現状がどうなっているかを知りたい。 対策が出るのを待ってからではなく、先ずは現状をきちんと把握することが大事だと思う。
低線量でも被爆はしない方がよいことは分かっている。例えば、松戸市では市長の判断で、市内8箇所の計測を行い、高い数値が出た。 鎌倉市も現状を知ることから始めませんか?
市民女: 1回の測定では結論付けることは出来ませんが実測してみて、HPに掲載されている消防本部屋上での測定数値の、
2倍〜2.5倍数値が高く出ていました。木製のベンチやコンクリートの敷石といったところの数値が高かったり、思惑とは違ったりしました。 消防本部屋上という測定場所は日常的ではないと思います。私のまわりのお母さん達からもそのような声が上がっています。
市長: 承っておきます。
市民男:(市長の政策について触れてから…)どこで線を引くかは難しいが、何故低い方の数値を公開していくのかが分からない。 計測位置は低ければ低いほどいい。1mに固執する必要はない。地表での計測は確かにムラが出やすいかも知れないが、 空間線量と組み合わせて取り組んでいけばいい。
市長: まったくその通りだと思います。
市民男: すぐにやりましょう!!
市長: 岡野さんに会って、話を聴いてきた。鎌倉は大丈夫ですか?という質問に対し、通常の値では確かに無いけれど高いわけでも無く、 大丈夫というお答えを頂いた(岡野さんの計測による)(放射線は自然界にもいくらでもあり、宇宙からも常に降り注いでいる…という話)
市民女: 放射線についても2つの見解がある。専門家と呼ばれる人達の間でも意見が分かれている。 自然界にある放射線と原発から出る放射線とは違うということを学んだ。 原発で出た放射能物質は自然界に存在しないもの。だから人の体は取り込んでしまい被曝するのですから。
市民男:(自然放射線と人工放射線のちがいをざっくり説明)
市民女: 学校のプールが心配。これからは水を気にかけてほしい。雨水から汚泥、海水へ…。水は計測に時間と料金がかかるが、 これから先、5年10年と続いていくことなので、長いスパンで考えてほしい。

●●給食・食品について
市民男: 給食について「安全だろう」という回答を頂いたが、これについてはどうか。
市長: 県内産で出来る限り揃え、どうしても揃わないものは他県の野菜を購入している。県内産なら安全だろうと思ってきたが、 先日足柄の茶葉から検出されてしまったので、県内産=安全とは言えなくなってしまった。
岡野さん曰く「一般的な計測器でも一定以上の汚染があれば、近づけるだけで反応し数値がでる。万全を期すためには(そういった計測も) ひとつの方法だね」というアドバイスを頂いた。

市民男: 専門家にもいろいろいる。安全を強調する専門家、危険を訴える専門家、どちらの意見も聴いた方が良いのでは?
市長: 岡野さんはどちらかというと危険という論調の専門家。
市民男: 今は県内産を使っている状況ですか?
市民男: 給食の食材は市で計測しているのですか?
市長: 市では直接はしていない。契約業者さんにお願いし、任せている。
市民男: 牛乳も検査していない?
市役所: していない。
市民男: ブレンド牛乳を使用しないという選択は可能ですか?
市長: ・・・。
市民女: 鎌倉市内の給食の牛乳の配給は、近藤乳業(株)さんです。業者一覧で閲覧できます。近藤乳業さんは国の基準値300ベクレルを採用。 これはちょっと心配。共同乳業さんでは独自の基準30ベクレルを採用している(事実未確認)。
例えばそのような独自の努力をしている企業に切り替えることも検討できないか。あるいは契約業者さんに基準値を下げる指導を。 牛乳への不安は母たちの間でもっともよくでる話題なので、よろしくお願いします。
市長: わかりました。
市民女: 松尾さん、市長としてではなく、1人のお父さんとして、国の安全基準についてはどう思っていますか?
松尾さん:世界基準に合わせ、最低の数値にすべきだと思う。
市民女: それを聴くと安心します。
市民男: 市独自の基準を作ることは可能ですか?
市長: 市としてはそれなりの裏付けが・・・「低い方がいいから」というだけでは難しい。
市民男: 年間被曝量の限度が100msvにされようとしている。福島においてはほとんど殺人的行為ではないかとさえ思っている。 鎌倉でも、市民に配布される衛生時報では「もう大丈夫、安全です」と書かれている。(市民に誤った情報を与えている) (※衛生時報は医師会の出版物)
市民男: 福島市では県のリスクアドバイザーとして山下さんを起用し、福島市は安全だと訴えている。県民は9割り方安全と思い込んでいる。 ちょっとでも心配する親たちは異端扱いされる。福島でも不安は口に出しにくい。福島でさえそのような状況がある。 ところが二本松市のような例もある。市町村レベルでバラバラでも、意識の高いリーダー(市長)のいるところでは(校庭の土の除去など) 早く手を打っている。県のマターだから手を出せないというのではなく、市主導でぜひやってほしい。県任せではなく、 市としての基準を作り、持ち続けてほしい。期待しています。
市民女: 私達も要望ばかりをしたいわけではない。自分達で動きたいと思っている。(私達を)使ってください。
市民男: NPOとの連携など柔軟に考えていけたら良い。
市民女: 一時疎開していたがやはり鎌倉市で暮らしたい、と戻って来た母がいる。鎌倉市で安心して子育てをしたい。 ここで暮らしたいという気持ち。メッセージを預かってきました。
市長: はい。(神妙に)
市民男: 勉強会の定期的な継続は可能ですか?
市長: 例えば岡野氏を招いての勉強会など検討したい。
市民男: 海産物の調査は?
市役所: 市ではやっていない。
市民女: 農産物の調査について、鎌倉野菜はもはやブランドとして定着している。ここで検査をきちんとやっておけば、 消費者イメージもより高いものになる。
市長: はい
市民女: 給食はきちんとやってもらいたい。
市長: はい。
市民男: ガイガーカウンターは増やしますか?
市長: その方向で調整中です。
市民男: 結果、経過のご報告を・・・。
市長: 経過報告はさせて頂きます。
市民女:(放射線に関する不安は)学校内でも話しづらいし話題にならない。気楽な人と心配な人とで温度差があり、こういった話を迷惑がる人もいる。 市が動いてくれれば市民の意識(危機意識?)も高まる。協力できることはします。 御成小は市役所の隣でもあるし、校庭、プールなどモニタリングポストとして利用すればいい。
市民男: 何点か検討しますとお答え頂いたことについて、回答はいつ頃?
市長: 一週間後くらいに。
市民女: 稲村小学校に子どもがいます。お母さんたちからメッセージを。土埃がしんぱい。空間線量だけでなく土壌の計測をお願いしたい。
市民女: これから海水浴シーズンとなり海の汚染も心配です。観光にも響くので、早めの対策をよろしくお願いします。
市長: はい。

●●署名の提出。現在548。
次長:沢山の声があるということはお預かりさせて頂きます。

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